絶服・チョーカーネタ


「私にですか? ありがとうございます」
 ルイーズは綺麗に笑ってみせると、そっと顔を寄せた。
 そして、彼の唇に自分のそれを重ねる。
 最初は軽く、そして、徐々に深く。
「……っ、ルイー……」
 体を弛緩させた彼にルイーズは満足げに笑う。
「……ですが、これは貴方が似合うと思いますよ」
 耳元でそっと囁く。
「ルイーズ?」
 どういう意味かと潤んだ瞳で問いかけてきた彼の衣服を、ルイーズは彼の疑問には答えず手早く脱がせた。
「ふふ、もうこんなにして」
 既にそそりたつものにルイーズは指を絡めた。
「……あ」
 その指の感触に、彼の体が震える。
 幾度となく行ってきた行為に、彼の躰は素直にルイーズの前で快感を晒す。
「いい子ですね」
 快感に少し煙るいつもより低いルイーズの声。
 より刺激を欲するように自然と動く腰に、ルイーズは喉で笑った。
「そのように焦らなくても大丈夫ですよ。それよりも、ほら」
 ルイーズは側に置いてあったチョーカー、彼がルイーズにと贈ってくれたものだ、を器用に彼のものに巻いていく。
「っ! ルイーズ!?」
「貴方に似合うと言ったでしょう」
 言外に見てご覧なさいと促されているようで、彼は自分の下半身へと視線を移す。
 ルイーズに似合うだろうと思った輝石をあしらったチョーカーが、巻き付けられている。
「どういう、つもりで……」
「先ほどから言っているでしょう?」
 ルイーズはなおも口を開こうとする彼の口を塞ぐ。舌を差し込み、絡ませ、むさぼる。
 その間にルイーズの手は、彼の背を滑り、双丘を辿りその最奥にといきつく。
「……んっ」
 唇が僅かに離れる。ルイーズは普段閉じている蕾を優しく開かせていく。
 こちらも今まで散々可愛がってきた場所だ。彼が感じる場所をルイーズは熟知している。
 そこを重点的に攻めあげるルイーズ。
 抱かれ慣れた彼の体は簡単に上り詰めていく。
「……、ルイー、もう、いか……」
 聞き取れるかどうかのわずかな懇願。
「まだだめです。我慢なさい。私を喜ばせてくれたお礼です」
 ルイーズは彼に巻き付けたチョーカーを愛しげに触れた。その刺激に彼の躰か跳ねる。

 (もう面倒なので中略)

「私はこれが一番似合うでしょう」
 そっと自分の首に巻かれている赤いチョーカーに手をあてる。
 彼はルイーズの言葉に頷いた。
 言われるまでもなく、白い首によく映えていた。だから、いつも同じ物ではなく別の物をと思ったのだ。
 ルイーズはしっとりと微笑むと、躰を洗ったついでに一緒に清めたチョーカーを手にして、彼の首へと回した。
「ですからこれは貴方に」
 チョーカーをつけおわったルイーズはそのまま、彼の首に顔を寄せて、それに口づけた。



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ファイル探っていたら出てきました。かなーり前、深夜におしゃべりしていたときの即興。キアとルイーズのチョーカーネタは大好物なんです。ハイ。
以前にも別バージョンでちらっと書いたことありますが、こういうのも考えていたりしました。こちらのルイーズの方が小悪魔的です。……だと思ってます。
他の人をたくさん抱きますけれども、本命はキアよ。という事です。
途中にある<面倒なので中略>というのは、即興なのでいちいち考えていられないし、Hシーンが書きたかった訳じゃないから。そう、最後。略の後の数行だけがメインなのです。なので、これ以上なにやら付け足して書くと言うことはありません。