僕の恋、彼の秘密

僕の恋、彼の秘密 (竹書房文庫)

僕の恋、彼の秘密 (竹書房文庫)

台湾のゲイ映画のノベライズ版。BLじゃないでしょって感じですが、ラブコメ映画らしいので、挿絵の変わりに映画のワンシーンが使われている所を除けば、普通に耽美小説としても読めると思います。フランス書院のラピスあたりがお好きな方はどうぞ読んでみて下さい。


「愛とは神聖なもの」と信じ、恋をしたことがない田舎の美青年が、一目惚れをした相手は、誰もが振り返る美貌をもったイケメン(と書いてあったんだよ)で、彼は「恋は一晩限り」というポリシーを持ったプレイボーイだった……!
お互いが出会った瞬間から、相手のことが脳裏にちらつく存在となり、会うたびに意識はするのだが、どうもうまく話せないし事も進まないし、で恋愛で悩んでいる(あるいは恋煩い)雰囲気が出ていて、可愛いなぁ、青春だなぁと、微笑ましい気持ちになりました。
プレイボーイと言われている彼にも、一歩進ませるとの出来ない理由があったりして、思わず2人の恋を応援したくなりました。


で、この作品の中で一番共感したところと言えば、作中で青年の友人が

わぁ すてき! 真田広之よ! なんて男らしいのかしら

と叫んでいる箇所。
真田さんかっこいいよね。素敵ですよね。心の恋人ですよね!!


本当に、ちらっとでも、映画の中で真田さんが出てくるのであれば、この映画見にいきたい……かもしれない。
公開は12月3日から。
こっちまで来るかなぁ?