一人の王にさしあげる玩具

一人の王にさしあげる玩具 (ウィングス・コミックス)

一人の王にさしあげる玩具 (ウィングス・コミックス)

4つのお話からなる、作品集。
舞台は世界各国を参考にしたファンタジーもちょっと含んでいるお話。
いずれも、一人のためにもう一人が何かをする、考える、愛する、そんなお話。
表題にもなっているお話がお気に入り。
塔に閉じこめられた孤独な王子のために、一人の男が、彼を笑わせるため、楽しませるために自ら玩具となる。
供の頃に愛を得られなかった王子は、時を経て、そのものが分からないまま、王となり、そして玩具は、友となる。


ものすごくはしょりすぎ。しかも、ネタバレ(落ちというか、締めを言ってる)。
誰かを想う気持ちっていいなぁと思えるそんなお話達でした。