故郷に降る雨の声(上)(下)(ネタバレ)


タイトルからしてちょっとやばいと思ってましたが。
上巻は、詳しい依頼内容も分からずに受けた面々が、気づいたら敵国に居た!
隊長を始め、面々が振り回されまくってます。
そして、思わない場所で、医者先生と再会。
それは偶然ではなく…もめ事の予感がするのでした。
新キャラが登場してます。


下巻では…やばいという嫌な予感が的中です。
あれだけ全面に出ていると、そうかなぁという予感はしていましたが。
駒崎さんはそういうことに関しては容赦ないですよね。
大切な仲間が欠けて、隊長がすがった相手が、マドゥ=アリというところにちょっと嬉しさを感じたりもしました。
彼も少しずつだけれど、人形さんではなく、人間っぽい感情というか行動が取れるようになっているのは少し嬉しかったです。


邪な思いをなしにしても、隊長とマドゥ=アリの関係は好きです。


そして、私は前任の隊長のお話もちょっと読んでみたいなぁと思ったのでありました。
シャリースが隊長に任命されるあたりの小話とか。