記憶から消されていく本

新刊の発売にはほどほどに敏感だったりします。ああ、これは面白そうだと思ったり、実際に手にして気に入ったり、気に入らなかったり。少しでも触れた本は結構覚えていたりします。
ですが、問題なのは新刊(その作家が最後に書いた本という意味ではなく、純粋に発売月日だけで見た場合)ではなくなった本です。すごく話題に上がった本があるとします。あちらこちらで耳にしている分(間)は問題ありません。耳にする度に、そういえば……と思い出します。
しかし、それがなくなってしまったら記憶から消えていきます。毎日新刊が出されるのですから、古い物から消えていくのは仕方ないと思うのです。
一度消えた本は、再び目にするまでは思い出しません。他の方はどうかは分かりませんが、私はそうなのです。発売当初(あるいは新刊案内を見ていて)はとても気になったりしていても、こうやって忘れていくのはもったいない事をしているような気がします。そんな事を、本屋さん巡りをして思いました。色々な本を見ていると私の記憶からだいぶ消されていた本を思い出しました。
たまには近所以外の本屋さんも行かなきゃいけないと、思い知った今日この頃です……(でも、なかなか行けないだろうなぁ)


にしても、久しぶりに堂島のジュンク堂に行ったけど、あそこは凄いね。迷子になりそうでした。


ってー、ジュンク堂他の書店で見た【龍を飼う男】【英国(イギリス)紳士のささやかな戯れ】【黄昏に花が舞う】【一億二千七百万の愛を捧ぐ】は一番近所の本屋には入っていなかったのね……通りで私の記憶に引っかからなかったわけだ……早くに発売するっていいなぁ。