星の秘密

星の秘密 (ダリア文庫)

星の秘密 (ダリア文庫)

吸血鬼のお話シリーズの3冊目。両親を亡くした昴は、純粋種の吸血鬼侯爵の元へ、血の提供者として連れてこられる。
両親を亡くして愛情、人の温もりを求めた昴は侯爵に恋をする。しかし、侯爵は誰かを愛するという感情を持っていなかった。一途に思いを寄せてくる昴に戸惑いを感じ始めたとき、吸血鬼を助けるためにとある実験が行われたのでした。
シリーズの3作目と言っても、主役の人物が違うので単品で読めます。私、これの2冊目そう言えば読んでいませんでした……(あれ?)


まあ、なんて言いますか、出てくるみんなが吸血鬼大好きで(自分の身を守るために心を操る術を身につけているらしい)、読んでいて面白かったです。色々な形の愛し方(血を提供する代償として、財産や能力といったものを得ますが)があるのだなぁと。
最終的には実験による結果であったとしても、昴と侯爵がラブラブして良かったなぁと。これからこの2人はどうなるんでしょうね。
脇で出来上がったカップルも激しく気になるのですが、ちらっとでいいから、口説き倒す所を見せて欲しいなぁ。